本日 21 人 - 昨日 37 人 - 累計 56820 人
先日の練習は、月曜日夜7時からの臨時練習でした。
久しぶりに、鈴木(Ten)、高戸(Ten)、吉村(Bar)、木村(Bar)、松尾(Bas)、そして佐藤(Top)の6人が揃い踏み。

11月24日のミニコンサート@荻窪教会で、第2ステージでやる予定のロシア民謡4曲を、まずは練習しました。
・「モスクワ郊外の夕べ」
・「ともしび」
・「ステンカラージン」
・「しずけさ」

ロシア民謡は'60年代ごろにけっこう流行し、ダーク・ダックスなども歌っていたので、ある年代以上の人には馴染みのある曲目でしょう。かつて、「うたごえ喫茶」なる場所が都内に何カ所か有り、そこでも好んで良く歌われたとか(わたしは行ったことありません)。

しかし、以前最初に「モスクワ郊外の夕べ」を歌った時、西欧の民謡などに比べて響きやハーモニーが、ロシア的としかいいようのない独特の哀調を帯びていて、その違いに驚きました。世界にはいろいろな良い歌があるんだなあ。歌詞も、夏の夕暮れのひとときの情景のはずなのに、あっというまに夜が白んできて、白夜に近い北国の短く浅い夜を感じます。

練習後半は、前回に続き、Swinging Baroqueの2曲。ダバダバ語のスキャットというのは一種の歌遊びですよね。そういう遊びのあるところも、合唱曲の楽しさです。しかし、意味のないダバダバ語なのに、母音の発音に徹底的にこだわって指導されるところが、いかにも高橋康人先生流、というか(^^;)。皆様も演奏会当日、われわれがいかに流暢にダバダバ語を唄えるか、楽しみにしていてください(笑)。


今回の演奏会では、「Swinging Baroque」という曲集から、
- バッハ: Swinging "Anna Magdalena"
- シャルパンティエ:Swing the "Prelude"
の2曲を演奏すべく、練習中です。

この「Swinging Baroque」という曲集は、わたしが2年前、旅行でドイツのケルンでたまたま見つけたものです。息子と一緒に、知人宅に泊めてもらい、午前中は有名なゴシック聖堂「ドーム」など市の中心部の名所を見て回った後、遅めの昼食をとろうとしてうろうろしていたら、楽器屋さんをみつけました。それほど大きくないけれど、なかなかセンスの良さそうな店です。息子が打楽器を見ている間に、わたしは楽譜売り場へ。
「男声合唱の曲集はない?」
と店員にたずねたところ、柱近くの床の方、隅っこの目立たぬ場所に、楽譜が置かれておりました。男声合唱ってマイナーなのかなあ、と思いつつ、物色しているうちに、この曲集を発見。すぐ購入して土産に持ち帰った訳です。

収録曲は7曲。Charpantier, Bach, Fux, Mozart(2曲), Handel, anonymousが入っています。編曲はHenry O. Millsbyという人。1956年・オーストリア生まれで、国際的に活躍しているポピュラー系の作曲家兼アレンジャーさんだそうです。

編成はすべてT/B1/B2の三声。B1とB2はバリトンとバスという訳ではなく、バスが二声に分かれる形で、しばしばB2はB1よりも上を行きます。(これが結構高いので、今回バリトンで助っ人に入ってもらった吉村さんには、B2を歌ってもらうことになりました)

歌詞はすべて「ダバダバ、ドゥードゥン」式のジャズ風スキャットです。だから易しいと思ったら、これが結構難しいの。口の形がぶれると、すぐ音が散って音程も乱れるんですね。単純なものほど難しい。

それでも、11日の練習では(吉村さんの助っ人効果などもあり)、やっとリズミカルな音楽らしい形になってきました。こうなると、歌っていて楽しいし、練習もやりがいが生まれてきます。バッハのメヌエット、シャルパンティエのテ・デウム序曲がどんな風に「ジャズっぽく」なるのか、皆さん乞うご期待ね!